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樫原 共宏

 ボランティアをしたのは今回が初めてでした。

自分の住んでいる市や県が悲惨な事になっているので、一度はしておかなければならないと思った。

 先生は僕たちにボランティアをするよい機会を与えてくれたと思います。

 最初は何からして良いか訳がわからなく、そんなとき、ボランティアの人達から色々と指示してもらっ

て、なんとかすることができました。

 僕の持ち場はうどんの玉を次々に入れていくこと、出前に行くことでしたが、時々 失敗したこともあっ

たけれど、慣れると手際よくなってゆきました。

 出前に行った時、多くの人に喜んでもらって僕も結構楽しかった。

 ボランティアをする事によって人の苦しみの心を自分なりに感じた。

 一人でボランティアをする時には水を運んだりする事がいいと思う。

 本当に良い経験が出来て良かった。
芝田 直哉

 僕は、柔道部のみんなと「カレーとうどん」の炊き出しボランティアをしました。

 僕は、「カレーとうどん」を取りにくることが出来ないお年寄りの人に出前をする係でした。

 さの時、学校の廊下で寝ている人がたくさんいるのには、とてもビックリしました。

 みんな、とても寒そうにしており、自分が少しでもそんな人達のために役立てることが出来たので、

ボランティアをやってとても良かったと思いました。

 うれしかったのは、たくさんの人に「ありがとう」と言ってもらえたことです。

 ボランティアは、とてもやりがいがあると思いました。

 みんなで助け合っているところに、すごく感動し、涙がでそうで言葉に表すことは出来ませんでした。
内貴 有香

 私は炊き出しで、主にうどんの手伝いをしていました。

 売れ行きは、いまいちだけど、食べて喜んでくれる人がたくさんいたので、とても嬉しかったです。

 何時間やっても嫌にならなかったのは、被災した人が頑張る気力を私に与えてく れたからかも知れ

ません。

 街が破壊された様子は、テレビや新聞・雑誌等で見るよりひどく感じられました。

 カメラのフイルムを買いに行った時に思ったことですが、震災を免れた商店街の、人のたくさん集まる

ところでさえも、そこでは話し声がほとんど聞けませんでした。

 だから、いつかきっとまた、被災地が心から笑って話をしている人々で埋まる日が、一日でも早く来て

ほしいと思います。
大西 勇司

 僕が柔道部としてボランティアに参加したのは、三回です。

その中でもやはり初日は、やることもあまりわからない状態であり、また、雨に降っていたのでとても大

変な一日でした。

 午後から六時間くらいの手伝いでしたが、やってみるとそんなにボランティアも悪くないことだと思いま

した。

 良いことをしたとは思うけれど、疲れなどはぜんぜん気にならなかった。

 二回、三回と続いたボランティアだけど、ひとつ気になったのは、ボランティアをされている側の人は、

されて当たり前という考え方を少し考え直してほしいと思う。

 僕らだって被害を受けているのだから、立場はあまり変わらない。

 でもそれより、お金を使わないとボランティアが出来ないというのは少しきついものがある。
 藤井 国広

 僕は、今回の炊き出しに参加して改めて地震のひどさを感じました。

 特に、初めに行った板宿小学校の事が一番印象に残っています。

 何か本当にあのときは、教室から体育館まで避難している人達でいっぱいだったので、さすがにびっ

くりしました。

 そして、こんな学校の中で、今までずっとこれからの事とかの不安を抱えながら、暮らして釆たんだな

と思うと、本当に大変だったんだなと思いました。

 この人達に少しでも喜んでもらえたらと思いながら、一生懸命炊き出しをしました。

 それで、お年寄りの為に炊き出しの出前をしたとき「ありがとう」とか言ってくれたことが、とても嬉しか

ったです。
        
 僕は四回炊き出しに行ったけど、どの学校にも避難している人達がたくさんいて、大変そうだったので、

本当に頑張ってもらいたいと思いました。
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