1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 HOME
                    明石魚住LC事務局 橘 幸子

             炊き出しの 準備万端 春浅し

   倅かんで 救援物資 届くまで

               梅二月 うどん炊き出し 五千食

   炊き出しに マスクの人は 深く辞儀

               焼け焦げし 家屋解体 雪舞へり

   足のばす 仮設住宅 山笑ふ

                 避難所の 空気なじまず 帰る雁

   ボランティテア できる倖せ 梅ふふむ
神戸市立神戸西高等学校柔道部     主将 橋本 耕平

 つい最近まで、僕は「ボランティア」というものに全く関心がありませんでした。

 しかし阪神大震災の直後、身近なところでも相当な被害がでていることを知り、何か自分に出来ること

はないかと思うようになりました。

 震災による長い休みの後、学校が始まったある日、柔道部顧問の浅井先生が「今度、避難住民のた

めの炊き出しを須磨区の学校でやるぞ」と言われ、柔道部のメンバー 全員で参加することにしました。

 自分たちで一生懸命作ったカレーライスやうどんを避難所で生活している人達に食べてもらい「ありが

とう」と言ってもらったときには、嬉しさと満足感で一杯になりました。
 
 また、うどん、カレーを出前でもって行くと、みんな笑顔で食べてくれました。

 初めての炊き出し活動で、皆さんの足手まといになり、おろおろしている僕たちに対しても、他のボラン

ティアの人達が優しく教えていただいたおかげで、何回かの 炊き出し活動をするうちに、だんだん慣れ、

手際もよくなり、スムーズに作業が進むようになりました。

 このボランティア活動を通して、ボランティアに参加している人達と仲良くなったり、避難している人達の

喜ぶ顔を見ることが出来たり、学校では出来ない事をたくさん勉強することができ、参加して本当によか

ったと思いました。

 今度また、ボランティア活動をするときには、是非とも声をかけてください。

 明石魚住LCの皆様のお陰で、本当に良い経験をさせていただきありがとうございました。
                                       高尾 顕一

 僕は優柔不断な性格で、高校の入試のときも最後まで決断出来ませんでした。

 部活動にしても、今でもあやふやな態度をしています。

 今回の地震が人々の人生をどれだけ変えてしまったかは分かりませんが、僕は、炊き出しやボランテ

ィアをしている時が一番幸せな時だとわかりました。

 この地震で、ボーイスカウトとして昨夏知り合った友人が多数、死亡者名簿の中に記載されているの

を見つけました。

 あの時、僕らが直接見た炎や、テレビを通してみた炎は、一生心に焼き付いていると思います。
 
 仲間たちと集合したのは地震の翌朝でした。

 行政の対応の甘さを言う前に、今、自分に出来ることをするのが、「人の人に対する人らしさ」だと思い

ます。

 だからこの炊き出しはとても良いことだと思いました。

 また、一月の終わりに友人と外大へボランティアにいった時、お互いがアイコンタクト等で、搬入や作

業をしているのを見て、これは、炊き出しの時もそうでしたが、「人が人をつなげる」のではなく、「人助け

が人をつなげるのだ」と思いました。

 またこのような機会があれば、是非とも参加したいと思います。
                                       前田 尚子

 初めてボランティアというものをして、一回目にいった時、雨の中で洗い物しか出来なくて、なんでこん

な事しないとだめなのか、と思ってました。

 でも、洗い物をしているとき、何人かの人が「こんな温かいご飯たべるの久しぶりや、本当においしい

な、どうもありがとう」と言われ、その事がすごく嬉しかったす。

 何日かボランティアに参加したけれど、そんな言葉が聞けると、やってよかったと思いました。 

色々な事があったけど結果的には良かったと思います。
                                       高見 知義

 今までボランティアをしたことがなく、初めてしてみて、とても気持ちがいいものだとわかりました。

 なぜかというと、カレーライスやうどんを食べていただいた人が、「おいしかったよ」と言ってくれたから

です。

 ボランティアの手伝いをして本当に良かったと思いました。

 滅多にボランティア活動をする機会がないと思うけれども、チャンスがあればまたしてみたいと思います。

 その時は、今回以上に頑張りたいと思います。                   
                                      植野 厚

 地震から三ヶ月後の今でも、色々困った人がたくさんいます。

 地震直後、何か手伝いが出来ないかと思っていたら、柔道部で日曜日にボランティアをするという話が

ありました。
 
 これを機会に、困っている人の手伝いが出来ると思って、勇んでボランティアに行きました。
 
 向こうについて、何をしたらいいのかを色々教えてもらい、困っている人にカレーライスを配り始めまし

た。 そしたら、すごい行列が出来ました。

 ずっと立ちっぱなしでしんどかったけれど、並んでくれている人達のために、しんどいことを忘れて一生

懸命頑張りました。

 二回目は、校舎の中にカレー・うどんなどの出前に行き、配るたびに「ありがとう」とか、色々言われて、

とてもやりがいがありました。

 たった数回の経験でしたが、周りの人から親切に教えてもらい、困っている人の手伝いが出来て良か

ったです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ HOME